下記の1998年の新聞報道のとおり、私たち三番瀬フォーラムではかねてより、三番瀬をめぐる保全と開発を公開で議論する円卓会議「三番瀬環境保全開発会議」の設立をめざしてきてきました。
2001年、ようやくNPO三番瀬による「三番瀬環境保全開発会議」が立ち上がり、研究者、市民、地元行政、そして国などが委員として参加し、三番瀬の具体的な保全策を討議し、構築する場ができつつあります。




NPO法人三番瀬環境市民センター主催
三番瀬環境保全開発会議 Sanban-ze Conservation and Development Commission


⇒詳しくは、こちらをクリックしてください(NPO三番瀬ホームページ)。会議の案内、議事録などが見られます。



【新聞報道】(1998年3月5日(木) 読売新聞)

「三番瀬」保全に円卓会議 
開発と調整図る 環境庁、県にも呼び掛け

「フォーラム」が提唱、NGOや専門家結集

 東京湾奥に広がる浅瀬・三番瀬の保全に取り組んでいる市民団体「三番瀬フォーラム」が中心になって、NGO(民間活動団体)や専門家らを含めた「三番瀬環境保全開発会議」を近く発足させることになった。WWF−JAPAN(世界自然保護基金日本委員会)や環境庁をはじめ、開発事業主である県にも参加を呼び掛ける考えで、保全と開発の双方の意見を調整する「湾開発をめぐる国内初の円卓会議」を目指す。
 同フォーラムが提案する円卓会議は、三番瀬埋め立て計画について、開発と保全の立場から意見を交換し、環境に配慮しながら、実現できる計画を模索しようというもの。
 米国・サンフランシスコ湾開発の是非を判断するため、政府や州、民間代表で組織されている「サンフランシスコ湾保全開発委員会(BCDC)」をモデルにしており、法的権限はないものの、行政側の参加が実現すれば、国内でも画期的な試みとなる。
 会議には、これまでにWWF−JAPANなどのNGOが参加を決めているほか、岩垂寿喜男・元環境庁長官が顧問として参加する。さらに、環境庁や県などにも打診を始めている。
 同フォーラムは、会議発足後の活動案として、全面公開の形での円卓会議を年4回ほど開催し、行政、研究者、自然保護団体、企業といった各方面の意見を集約したい、としている、
 三番瀬をめぐっては、県企業庁による市川二期、県土木部による京葉港二期の埋め立て計画があり、昨年12月までの2年間に、鳥類や海洋生物などについて、環境補足調査が実施された。この結果を踏まえ、県は今年夏にも、諮問機関の「県環境会議」に、生態系への影響分析と土地利用計画見直し案を報告することになっている。
 同フォーラムは「今年は三番瀬問題最大のヤマ場。開発計画が正式に決定される前に、三番瀬の今後を徹底的に話し合う場を設けたい」としている。


「サンフランシシコ湾」の先例モデル
サンフランシスコ湾保全開発委員会(BCDB) 大規模な埋め立て計画への反対運動をきっかけに、湾を守る法律が制定され、この法律に基づいて設置された。民間代表と政府、州など行政代表で構成。埋め立て申請が出されると、専門家の意見を聞き、許可または拒否する権限を持つ。
(1998年3月5日(木) 読売新聞)