タマシキゴカイ タマシキゴカイ科 Arenicola brasiliensis
陸上のミミズと同じ環形(かんけい)動物のなかまで、クロムシともよばれ、大きいものは30cmにもなります。体の色は、泥地にすむものは暗緑色か灰黒色、砂地のものは赤黄色というように生息地によって異なり、三番瀬では赤やオレンジ色のものが多く見られます。砂泥地にU字形のすみかを掘ってくらし、餌となる有機物(バクテリアによって分解途中の動植物の細かな遺骸や下水汚泥など)を砂ごと口から飲み込んで消化・吸収します。消化されない砂は糞(ふん)として排泄(はいせつ)しますが、それを、穴の出口に、ケーキのモンブランのようにらせん状に盛り上げます。また、春に寒天(かんてん)質の中にたくさんの卵がはいった7cmくらいの球状の卵塊(らんかい)を、砂地に固着させて産みます。三番瀬では、潮が引くとこのモンブランが足の踏み場もないほどになり、6月頃まではふわふわした卵塊もたくさん見ることができます。a.f |